
不妊治療を経て自分の健康について考える機会が沢山ありました。
そんな時に出会ったのが、遺伝子検査です。
私の場合は不妊治療前にはできなかったので、遺伝的リスクと実際の健康状態を比較しながら、結果について記載していきたいと思います。
妊活をするにあたって、ジーンライフのどの項目が重要になりそうか、私なりに簡単にまとめました。良かったら参考にしてみてください。
ちなみに私が行った検査はジーンライフのGenesis2.0 Plusです。360項目あるので自分のことについて把握できますよ♪気になる方はこちら↓
- 1.遺伝子的に不足しやすい栄養素がわかる
- 2.女性特有の病気やホルモンについてわかる
- 3.不妊の原因になる疾患について知ることができる
- 実際に受けてみた結果はどうだった?
- まとめ:妊活を考えるなら遺伝子検査をするのはあり!
1.遺伝子的に不足しやすい栄養素がわかる

ジーンライフでわかる検査項目は全部で360個ありますが、その中でも不妊症に関連しそうな栄養素を知ることができます。
これらの栄養素は食事やサプリで摂取することができます。前もって遺伝子的に不足しがちであることがわかれば、対策も取りやすいと思いました。
ビタミンD

免疫作用調整、生殖ホルモンの分泌に関与。ビタミンDが不足すると、体外受精での受精率の低下や、妊娠した後の流産率の上昇、また新生児の発達障害の可能性が高まると言われているそうです。
抗酸化ビタミン

老化の原因となる「酸化」を防ぐために抗酸化作用のあるビタミンが重要になります。
ビタミンA
細胞の増殖や分化を調整する役割。子宮環境を整え着床を促してくれます。ただし、合成のビタミンAには胎児に奇形が起こる危険性もあるため、注意が必要。豚レバー、鶏レバー、ウナギ、バター、鶏卵などに多く含まれます。
ビタミンB6
タンパク質や脂質の代謝に深く関わるビタミン。ヘモグロビンの合成にも関与しており、不足すると貧血にもなる可能性があるため、妊活中の体調維持にも不可欠。
ビタミンB12
赤血球の合成に不可欠な栄養素。葉酸の代謝にも関与しているので、妊活には重要な栄養素。
ビタミンE
老化を進める活性酸素を除去する働き。卵子や精子の老化の進行も遅らせることが期待できます。
鉄分濃度

鉄は赤血球を作り出す材料。鉄が不足すると、赤血球が減り充分な酸素や栄養が行き渡らず、卵巣や子宮の働きが鈍くなってしまう可能性があります。さらに鉄には子宮をフカフカにする材料としての役割も担っています。
<引用文献>
不妊治療におすすめの栄養素や食べ物 | 妊娠力を向上させるには | 不妊治療は東京渋谷区のはらメディカルクリニック
妊活に必要なビタミンB群は葉酸だけじゃない!摂取すべき理由とおすすめの摂り方を管理栄養士が解説 | mitas series 公式サイト
2.女性特有の病気やホルモンについてわかる

ジーンライフでわかる女性特有の不妊に関わりそうな項目は、子宮内膜症、子宮筋腫、多嚢胞性卵巣症候群、血液中の抗ミュラー管ホルモン濃度(AMH)がありました。
上記の項目の中で私が引っ掛かったのは、AMH(抗ミュラー管ホルモン濃度)です。これが低いとわかったのは体外受精をしたクリニックの血液検査です。
AMHが低くても卵子の質が悪いわけではなく、個数が少ないだけだから悲観的になるな、と言う意見もあります。
ですが、AMHが低いと卵巣を刺激してもなかなか卵が取れなかったので、体外受精をする場合はかなりネックになると思います。
遺伝子検査をすることで、不妊のリスクを知るきっかけになると思いました。
詳細は過去記事参照↓
また不妊治療を経て妊娠した場合、妊娠中になる可能性のある疾患についても知ることができます。妊娠糖尿病、妊娠高血圧腎症、妊娠性肝内胆汁うっ滞です。
これらのリスクを前もって知っていれば、少しでもそのリスクを減らすことができるかもしれません。
ただ、リスクが高いからと言って必ずなるわけでもないし、逆にリスクが低くてもなる場合はあると思うので、遺伝子検査に執着するのは危険です。
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3.不妊の原因になる疾患について知ることができる

不妊の原因になりそうな疾患として、バセドウ病、甲状腺機能低下症、橋本病があります。どれも甲状腺機能に関する疾患です。
私はこの項目で言うと橋本病、甲状腺機能低下症が当てはまりました。細かく言えば、橋本病の抗体が陽性で、甲状腺ホルモン刺激ホルモンが少し高めでした。
正直、甲状腺に問題があるなんて考えたこともなかったです。妊活をする前にもし遺伝子検査をして、このリスクを知っていればもっと早めに対処できたかもしれないです。
ちなみに橋本病についてはこちらの記事参照↓
実際に受けてみた結果はどうだった?

不妊治療をする過程で発覚したのは、橋本病でした。
実際にジーンライフの遺伝子検査ではなんと標準でした。
なんとも言えないですね笑
ただバセドウ病は高い傾向にあったので、遺伝的に甲状腺疾患には気を付けた方がいいのかもしれません。
また体外受精するにあたり、血液検査で調べたAMH(抗ミュラー管ホルモン濃度)は1.07(35歳時)でした。
ジーンライフの結果は、標準でした。
判定結果を見ると95.3%の人が標準なので、遺伝子的にかなり低くない限り標準と出るのかもしれません。
ビタミン濃度の血液検査をしたことがないので、なんとも言えませんが、結果から見る限りビタミンDやEはやや低い傾向、ビタミンAやB6は高い傾向、ビタミンB12と鉄分濃度は標準でした。
不妊治療中はビタミンDのサプリを飲んでましたが、もしかしたらそれは良かったのかもしれません。
ちなみに子宮筋腫や多嚢胞性卵巣症候群のリスクは標準、子宮内膜症はやや低い傾向でした。
卵巣がんはやや高い傾向だったので、両卵管切除したのは結果的に良かったのかもしれないと思います。
両卵管切除に関する記事はこちら↓
まとめ:妊活を考えるなら遺伝子検査をするのはあり!

初めに、遺伝子検査のみを信じるのはいけないです。その結果で諦めたり、楽観視するのではなく、リスクに合わせて生活習慣を変えることを念頭に置くことです。
また遺伝子上リスクがあるのならば、実際に血液検査をして現状を知るきっかけになればいいと思います。
遺伝子上リスクがあっても、現状問題ないかもしれませんよね。
実際に遺伝子検査をしてみて、当てはまることもあれば当てはまらないこともありました。だから遺伝子検査でリスクが低いから大丈夫、ということではもちろんないです。
妊活においてどんな項目が不妊の原因になるのか、自分にそのリスクはあるのかを知る機会になります。
私は妊活を始めた時、タイミングさえ合えば妊娠できると思っていました。まさか不妊の原因が色々重なっていたなんて考えたこともありませんでした。
だからこそ有限である時間を有効活用するためにも、自分の体を知ることは妊活や不妊治療の方向性を決めるのにも役立つと思います。
そのきっかけに少しでもなればいいと思い、この記事を書きました。
これから妊活する方、不妊治療を考えている方、自分のリスクを把握するのが怖くなければぜひとも遺伝子検査してみてください。
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