衝撃的なタイトルで子育てをしてる身としては気になって、読んでみました!
一言で言うと全人類に推せる本です!
子育て中心の内容ではありますが、自分の子どもの頃を振り返ることで、つまづいてる感情や人間関係について考えることができます。
ぜひとも色々な方に読んでほしい本です!
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全人類におすすめしたい理由
この本を読んで学びになったことが沢山あって、まとめきれないのが実情ですが…、その中でも共通して言えるのは、『子どもを小さい大人として接すること』です。
言葉も話せない赤ちゃんから育てていると、親がえらい、親の立場が上だと思い込みがちですが、そうではなく一人の人間として接することが重要です。
子どもだから、と隠された本音を子どもは敏感に感じ取ります。
幼少期に弟と比べ父親に愛されていないと思い、「弟ばかり贔屓する!」と父親に言いましたが、父親は決まって「そんなことない」と言うだけでした。
その後両親は離婚しましたが、父親が引き取りたいと申し出てたのは弟だけでした。私の性格が父親には合わないようで、その旨を私の母に伝えたそうです。
それを聞いて悲しみよりも何よりも「やっぱりね」と腑に落ちたというのが正直な気持ちでした。だからと言って父親を恨んだりすることもありませんでした。
離婚せずにそのまま一緒に暮らしていた場合の未来はわかりませんが、私としては納得した答えを得られた、というのが本音です。
この本は子育てを通して、自分が子どもだった時のことも振り返るきっかけになります。
子育てだけではなく、コミュニケーションにおいても重要な考え方なので、ぜひとも沢山の方に読んでもらいたいです。
自分の感情について考えるきっかけ
普段生活してる中で「これだけは許せない!」って感情が動くことはないですか?
他の人にとってはそこまでのことでも、どうしても許せなくて怒ってしまう。その原因はもしかしたら幼少期の頃の体験に関係しているかもしれません。
子どもに対して感情的に怒ってしまったが、幼少期の頃の体験が関係しているなら、それと現在の状況を混同せずに冷静に対処ができます。
人間だからかっとなることありますよね?
いつも冷静にいるって難しいと思うのですが、後からでも「怒りすぎた」と思えば謝ればいいんです。
親と子どもの関係だと「親が子どもに謝るなんて」って思われがちですが、私は完璧ではないので謝ったり、できないことも認めてます笑
自分の感情を常に観察しつつ、それをどう対処していくのか、対処の方法を間違えた時には謝ることの大切さを学びました。
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子どもに嘘をつかない
もっともらしい理由を並べたり、親だからと言って良い意味でも悪い意味でも嘘をつく必要はないのです。
これは目から鱗でした。親だからバカにされてはいけない、なめられてはいけない、いつも正しい。それこそが子育てに悪影響をもたらす場合があることでした。
公園から帰りたい理由は「ご飯を作りたいから」じゃなくて、「お母さんが帰りたいから」で良いんです。
お母さんだって人間だから疲れるし、イライラしてる時もありますよね?
「お母さんが寒くてしんどいから早く家に帰ろう」や「お母さんが観たいテレビがあるから早く寝よう」などと自分を主語にしてやりたいことを伝えるといいみたいです。
その方が「まだお腹すいてないから帰りたくない」などと子どもと言い合いになることもありません。
子どもと対等なコミュニケーションをとるために、自分の意見をきちんと伝えて、嘘をつかない重要性を学びました。
共感の大切さ
これは人間関係において共通してますよね。子どもの感情を親が言葉にして代弁して共感するんです。
子どもって泣いたり怒ったりするじゃないですか。その感情に寄り添うことが重要になります。
「おもちゃを取られたから怒ってるんだね」とかその場の状況から気持ちを想像して親が代弁することが必要になります。
寄り添うことで子どもはわかってもらえたと思い、それ以上講義する必要がなくなり、納得しやすくなります。
よく感情に寄り添おうとするよりも、他のことに気をそらしたりする方法使いませんか?
それってあまり良くないことなのだと、この本を読んで気が付きました。
気をそらした方が悲しみの感情が薄れるのかと思っていましたが、逆ですね。共感されずに気をそらされると余計にないがしろにされている感覚になるそうです。
「バカげた言わないで」や「そんなこと大したことないよ」という言葉も危険です。子ども自身がいじめや事件に巻き込まれた時に、親に話しづらくなるそうです。
子どもにとってはどんなことがバカげているのか、大したことないのか悩むことにつながり、話さないことがあるそうです。
何かあった時に悔やむよりも何よりもまず、親や誰かに話すことが大切になります。子どもが悲しい出来事に遭わないのが一番ですが、正直全て排除することは難しいです。
だけど一人で悩んで大事になる前に誰かに相談できるのが、一番の解決策です。だから共感することは子育てにおいて、かなり重要になります。
それが親にとってどんなに不都合なことであっても、「兄弟が嫌い」などであっても、まずは共感することが大切なのです。
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子どもとの関わり方の変化
まだ実践ができていないことも多々ありますが、とりあえず共感することを大事にしてます。
以前は息子が怒ったり、感情を爆発させることがあった時は、後になって息子が「あの時はごめんね。」とよく謝ってくれていました。
子どもが過去の感情を振り返って謝ることができることに感心していましたが、最近また感情を爆発させることが増えてきました。
おそらく5歳になった息子に対して、知らず知らずのうちに過度な期待をかけているのかもしれません。
言葉で説明すればだいぶわかるようになってきたので、我慢させることが増えているのかもしれません。
そんな風に振り返ることができたのも最近のことです。
すぐ癇癪を起こすのが気になっていたのですが、家事をする手を止めてすぐに息子のところに行ったり、遊んでほしい時にすぐ遊ぶようにしました。
そうすると気持ちが落ち着くのか癇癪もおさまったり、近くにいるだけで一緒に遊びに参加しなくても一人で遊ぶ瞬間がありました。
寝不足や体調不良でどうしても息子の相手ができない時は、その旨を正直に伝えて
15分だけ寝かせて。
など息子に言うと納得してくれることもありました。
公園に行きたいと息子が言う時も、「○○はできるけど○○はできない」と私自身の体調をあらかじめ伝えることで納得して遊んでくれました。
子どもに共感しつつ、親も無理しない範囲で過ごすことの大切さを改めて感じました。
だから、ママ(パパ)は我慢しすぎなくていいんです。
子どものために我慢しすぎず、自分の欲求も満たしながら笑顔でいることの方が子どもにとっても良い影響を与えるのだと思います。
「大丈夫」と言いながら作り笑顔で頑張る親の姿を見たら、もしかしたら子ども自身も我慢して頑張りすぎてしまうかもしれません。
それくらい親の生きる姿勢は子どもにも影響を与えるのです。
まとめ
ちなみに共感は夫婦間でも大事になってきます。共感だけでなく自分の思ったことを伝えることも大切です。
仕事から帰ってきた夫が汚れた部屋を見て、妻に文句を言って喧嘩って流れよくありません?
私も何度となくしてきた喧嘩です。これも夫が冷静に「疲れて帰ってきて部屋が汚れてると嫌な気持ちになるんだ」と自分主体にして感情を伝えます。
この時に「あなたっていつもそうよね!」など相手主体に発言すると必ず不毛な戦いになります笑
そうすれば妻は「疲れて帰ってきたのに汚れてる部屋を見るのは気分悪いよね。今日は忙しくてできなかったの。」と共感を示せば、夫の出方も変わってきます。
人間なので毎回すんなり上手くいくわけではないと思いますが笑
とにかく共感して自分を主語にして気持ちを伝えることが大切です。正義感を振り回したりせずに自分がどうなのか、どうしたいのか、思いやりをもって接することですね。
ここに記載したことだけでなく、たくさん参考になることがあったので、ぜひとも読んでみてください!
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