前回は移植当日までの流れについて記載したので、今回は移植後の体調やその後の経過について記載していきます。
移植後の体調についてはめちゃくちゃ検索魔になりましたが、当たり前だけど人によって結局違うんですよね。
たぶん私は体調の変化はそれほどないタイプでした。絞り出してみてやっとこれかな?くらい。
そして、加藤レディースクリニックをおすすめする理由について、利点や欠点含めてまとめてるので、少しでも参考になれば嬉しいです。
目次があるので、気になるところだけでも読んでいってください!
判定日までの体調の経過
判定日までの簡単な体調の経過はこんな感じでした。
BT1
36.92℃
お腹の張り少しあり
出血極少量(血液のかたまり+)
この出血には血液のかたまりがあったので、きっと移植した時にどこか傷ついたことによる出血かな、と思い、とりあえず私は様子見しました。
どのような出血だったかわかるように、念のため写真だけは撮っておきました。極少量ではありましたが出血があったので、この日はシャワー浴にしました。
BT2
37.0℃
お腹、腰に重い感じあり
だるさあり
出血なし
2日目は出血もなく、基礎体温も問題なかったので加藤レディースクリニックに連絡はせず、様子見しました。
BT3
36.9℃
時々お腹が重い
出血なし
眠気あり
少し下がった基礎体温が怖かったです。
BT4
36.77℃
お腹の張り少しあり
出血なし
ものすごい眠気あり
2日続けて0.3℃以上ではないですが、どんどん下がる基礎体温に不安でした。
BT5
36.7℃
お腹の張りあり
腰痛あり
フライングはせずこのまま判定日を迎えようと思いました。きっと家にあったらやってたかもしれないけど、逆にそこで陰性だった場合も想像すると怖くてできない、というのが本音だったかもしれません。
BT6
36.73℃
お腹の張りと腰痛あり
この日は判定日の前日。陰性でも絶望だけど、陽性でも出産までいけるのか怖くて震えてました。
BT7
36.68℃
症状は何もなし
徐々に下がってくる基礎体温。特に何もない症状が余計に私を不安にさせました。この日は判定日。仕事が終わった後に加藤レディースクリニックに向かいました。
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判定日
判定日は採血で判断するので、受診したらまず採血をして1時間弱待って、採血結果が出ます。
診察室に入ると先生の第一声。
自宅で尿検査はしましたか?
私が「してません。」と答えると採血結果の紙をすっと出してきました。
そして
妊娠してますね。おめでとうございます。
と言われました。
採血結果の紙には
E2 237pg/mL
P4 35.6ng/mL
hCG 133.7mIU/mL
と記載されてました。
でも、この時の私は嬉しさよりも妊娠が継続できるかどうかに考えがいってしまい、先生に「おめでとうございます。」と言われても返せた言葉は
はい。
だけでした。
泣くことも笑うこともしない私は先生にとってどう映ったかわかりませんでしたが、手放しに喜べない、というのが本音でした。
第1関門:胎嚢確認
次回からは妊婦検診で予約してください。と言われ、10日後に予約しそこでまずは胎嚢確認になります。
私は正直加藤レディースクリニックを卒業するまでは安心できないと思っていたので、親や職場に話すのもどうかと迷っていました。
移植したのも知ってるし、結果を伝えないのは不自然かもしれない、と夫と話し、伝えることにしました。
普通妊娠した時は自分が話さない限り、他人に伝わることないじゃないですか。
体外受精は周りに協力してもらう人が増えれば増えるほど、現状が分かってしまうので、うまく行けばいいですが流産したらしんどいな、とは思ってました。
色々心配してましたが、とりあえず胎嚢確認はでき、なんとか第1関門突破です。
第2関門:心拍確認①
一つずつ関門を突破していくと、それと同時に少しずつ期待していく自分もいます。
流産の危険性について情報共有していたせいか、または元々の性格や化学流産の経緯もあるせいか、夫はあまり喜びを表に出さず、私にもよく釘を刺していました。
浮かれすぎるなよ。まだわからないからな。
ここで喜びモードになると、あとで妊娠継続できなかった時にメンタルを保てるかわからないから、それの保険というのが正しいですかね。
そんなこんなで胎嚢確認から13日後に心拍確認1回目ができました。第2関門突破です!
ちなみに胎嚢確認してからつわりの症状が出始めました。
嘔吐はしないけど気持ち悪さや、元々弱い胃がさらに弱くなり、辛口カレーを食べて翌日ダウンしました。
仕事の日も気持ち悪さはあるけど、なんとか仕事ができるくらいには体が動くのですが、休日は朝から晩まで気持ち悪くて死んでた日もありました。
空腹になると気持ち悪さが出る気がして、常に飴を持ち歩いてました。あとは、毎朝お茶漬けしか食べられませんでした。
つわりの症状はない方がいいのですが、それがなくなると赤ちゃんが無事に育ってないのではないか、と心配にもなりあってほしいような矛盾する気持ちを抱いてました。
ちなみにこの時の診察で次回までに転院先(産院)を決めてくるよう言われるので、前もって色々検討しておくのが◎
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第3関門:心拍確認②
ちなみに妊婦検診に移行してからは、めちゃくちゃ激込みで3時間くらいは普通に待ちました💦
どうやら休日は混むみたいで、最後の日は先生から平日を指定されたのですが、いつもより待たずに検診を受けられたので、仕事の調整がつく方は平日がおすすめです!
加藤レディースクリニックを卒業なら先生に記載してほしい保険会社への提出書類などもあったので、それを持参していきました。
無事に心拍確認2回目もでき、加藤レディースクリニックを卒業することができました!
この時はすごく嬉しくて、加藤レディースクリニックのアンケートにもめちゃくちゃお礼の言葉を書いた記憶があります。
結論、私には加藤レディースクリニックが合ってました。
もちろん万人に合う病院はないです。あとは先生や病院のことをいかに信頼できるかも重要だと思います。
加藤レディースクリニックの利点と欠点
私は加藤レディースクリニックのやり方を信頼していました。担当医制ではないのに信頼できるのは、申し送りがきちんとできていたからです。
私なりに利点と欠点についてまとめました!
<利点>
・申し送りがきちんとされている
・毎回質問がないか確認してくれる
・採卵や培養の腕が良い
・常に違う方法を考えてくれる
・低コスト
<欠点>
・無麻酔採卵が痛い
・基本高刺激はしない
毎日すごい数の患者さんの診察をしているのに、今までの経過について先生は常に把握していました。患者一人一人をきちんと診てくれるクリニックです。
あとは毎回質問がないか必ず確認してくれました。この一言があるだけで、質問したいことも躊躇なく聞くことができました。
うっかり聞き忘れたことも看護師さんに尋ねると教えてくれるので、本当にありがたかったです!
ちなみに加藤レディースクリニックは看護師さんに相談できる場も設けるようになっているので、医師に診察してもらう程ではないけど聞きたいことがある時に利用しやすいですよ♪
採卵や培養の腕の比較はなかなか素人では難しいですが、それでも私の場合はメインの卵胞が1個しかなかったのに、先生が頑張って3個取ってくれた時がありました。
これは本当に先生の腕のおかげです!私は採卵が難航するタイプだったので、本当に嬉しかったです♪
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1回目の採卵でメインの卵胞が排卵済みで、採卵できた1個の卵は受精すらしませんでした。先生が頑張ってくれたのは、そういった経緯があったからだと思います。
それこそが利点でもある常に違う方法を考えてくれるやり方です。
私は加藤レディースクリニックの前に、不妊治療の入り口としてタイミング法を他院で行っていました。そこでは半年間エコーで排卵状況を確認するだけでした。
そこと比較するわけではないですが、加藤レディースクリニックはたった1回でも上手くいかなかったら、続けて同じ方法は絶対取らないです。
採卵は2回しましたが、使用する薬剤を2回目の時は追加して少しでも卵巣が刺激できる方法に変えてくれました。
過去記事はこちら↓
移植は1回なのですが、もう1回は直前に体調不良で中止にしたので、移植までの調整は2回しました。それも2回とも違う方法で移植の調整をしていきました。
過去記事はこちら↓
移植が上手くいかなかったわけではないのに移植の調整方法を変更したのは、排卵日の特定に難航したからです。
そういう些細なところも治療方針を決定する上で尊重してくれるのが、加藤レディースクリニックです。
低コストに関しては、無麻酔の採卵のため麻酔を使用するよりコストが低くなります。使用する薬剤も最小限にしているので、そういった意味でも低コストになります。
これはデメリットとも背中合わせな所がありますが…。
でも不妊治療って自治体によって助成金が出たり、保険治療になっているとは言え、お金かかりますよね。だから、結構重要なポイントかなと思ってます。
欠点に関して言えば、無麻酔採卵は結構痛いです。私の卵巣が人より離れて奥の方にあるので採卵しづらいからです。だから通常ならそこまでの痛みではないです。
採卵は基本的に高刺激はせず低刺激がメインです。それでも採卵が困難な私はゴナールエフの皮下注射も使用したので、ぜったいクロミッドしか使いません、てことではないです。
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まとめ
判定日から加藤レディースクリニックの利点や欠点までまとめてみました!
我が家から加藤レディースクリニックまでは1時間くらいかかるんですよ。だから、通院は遠いし、正直躊躇しました。
それでも加藤レディースクリニックにしたかったのは、最後の砦と言われるクリニックで妊娠できなかったら諦めがつきやすいかも、と思ったからです。
体外受精の選択は妊娠・出産へのワクワク感と子どもを諦めるためのステップの両方の意味がありました。
結果、加藤レディースクリニックにして良かったと思っています。ぜひとも私の治療経過を見て、不妊治療クリニック選びの参考にして頂けたら嬉しいです。