目次
看護師が働ける職場ってどこ?
まず看護師の職場として
挙げるとしたら……
病院やクリニック、介護施設、
訪問看護などがあります。
保健師の資格があれば
区役所で働くこともできますね。
ちなみに私たち夫婦の状況としては
夫が不規則な勤務(夜勤もあり)なので
私がカレンダー通りの休みが取れる
働き方をしないといけませんでした。
夫婦どちらも不規則な勤務だと
そこを調整するのが難しい点でした。
そこも踏まえて今までの経験等含め
それぞれの利点や欠点、特徴について
まとめていきます!
大学病院
私は新人看護師として
初めに大学病院で働きました。
利点や欠点を挙げるとしたら
下記の通り。
利点
- 看護師として色々な経験ができる
- 最先端の医療について学べる
- やりがいがある
欠点
- 残業が多い
- 異動がある
- 夜勤をしないと正職員として扱ってもらえない
- 勤務がシフト制
育児の両立となると少し考えものです。
もちろん育児との両立をしている方もいました。
正職員として残業もこなす人もいれば
時短勤務している方もいました。
正職員として残業もこなすとなると
家族の協力が不可欠になります。
私のいた職場は残業あるの当たり前で
ひどいと夜の9時くらいに帰ることもざら。
病院内でも残業の多い病棟で有名でした。
そんな忙しい職場には
さすがに時短勤務の方はいませんでした。
子育てをしてる人はいましたが
夫や実家に頼っていましたね。
そのため育児との両立となると
時短勤務の形をとることが多いと思います。
時短勤務であれば
なるべく病態的に軽い患者さまを
受け持つことになるので
業務的には少しは楽だとは思いますが
定時で帰るには
それなりの手際のよさも必要になります。
働く場所によっては忙しくて
時短勤務でも時間で帰れない、という話も聞くので
育児との両立は少し難しいのかなと思います。
あとは大学病院だと
本人の希望に関係なく
病棟が異動になったりします。
関連病院があれば病院の異動もあり得ます。
ここの職場で、この科が働きやすいと思っても
ずっと長年働くのは難しいですね。
あとは勤務がシフト制なので
固定で土日休みを希望することは可能なのか
電話で確認しましたが
面接の前の段階からでは
そんな配慮が可能と答えてくれる病院は
ありませんでした。
療養型病院
利点
- 残業がない
- 患者さまの病状が落ち着いている
欠点
- 看護師の一人夜勤で負担が多い
- 駅から遠いところが多い
- 夜勤をしないと正職員として扱ってもらえない
- 勤務がシフト制
私は療養型の病院で2年半程働きましたが
残業はほとんどありませんでした。
残ったとしてもたまーに1時間くらいで
プライベートを充実させる場としては
とても良かったと思います。
唯一嫌だったのは夜勤。
落ち着いているとは言え
40人近くを1人の看護師で見てるので
何もなくてもやることが多く
いつも時間に追われて忙しかったです。
でも育児との両立という意味では
定時で上がれるしいいと思います。
結婚して引っ越しと共に転職を考えた時に
同じように療養型の病院を探してました。
しかし、夜勤せずに日勤のみで
正職員として雇用してくれるところは
ありませんでした。
看護師だと言うと他の人には
「給料高いでしょ?」
って言われたりするけれど
夜勤をやってる分もらってるだけで
夜勤をやらなければ正直稼げません。
夜勤をしないという選択をすると
年収100万円くらいは下がります。
ただでさえ年収下がるのに
正職員じゃなければボーナスももらえない。
そのため、正職員で勤務できて
日勤の仕事を探してましたが
病棟で働くには
夜勤をしなければなりませんでした。
ずっと働いていて産休、育休に入って復帰する時に
日勤のみで正職員として雇ってもらうことは
もしかしたら可能なのかもしれませんが
最初から日勤のみで正職員の仕事をさがすのは
至難の業でした。
後は病院自体が駅から離れていることが多く
交通の便は不便ですね。
車が運転できる人だと
車通勤が可能だったりるするので
そこは人にもよりますね。
あとは大学病院と同じで勤務はシフト制なので
固定で土日休みを頂く交渉が難しかったです。
働いていないし、使い物になるかも
わからないのに、そんな交渉は無理ですよね。
ちなみに。
療養型病院は国からの経費が削減されています。
なるべく自宅で看護、介護することが
勧められているからです。
医療費削減のために。
国のトップが変わったら
流れも変わるかもしれないけど
今のままなら療養型病院は
いずれなくなってしまうかもしれません。
ずっと働いていくことを考えると
将来性はない可能性があります。
クリニック
利点
- 土日祝日休みであることが多い
- 夜勤がない
欠点
- 看護師の人数が少ない
- 勤務時間が長い
転職の時にクリニックも検討しました。
ほとんどがカレンダー通りの休みだし
働きやすいと思ったからです。
良いな、と思う皮膚科とかもあったのですが
意外と勤務時間が長かったりするんですよね。
勤務時間が長いというよりは
休憩時間が長い分、終わりの時間が遅いんです。
そして一番のネックは
看護師の人数が少ないことです。
子どもが小さいうちは
急な発熱とかでお休みを頂く可能性も高いです。
その場合、どこの職場でも迷惑をかけることに
違いはありませんが
人数が少なかったり一人しかいないと
誰か他のスタッフに急な出勤を
お願いするかもしれません。
色々考えてクリニックは断念しました。
介護施設
利点
- 夜勤がない(施設にもよるが)
- 患者様の病態が落ち着いている
欠点
- 看護師の人数が少ない
調べていると給料的にいいな、
と思う介護施設がありました。
一度見学に行ったのですが
やはり介護施設は看護師の人数が少ないのです。
夜勤もないし、夜間の呼び出しもなく
負担が少ないかな、と思ったのですが
看護師の人数が多くても2人。
少ないと1人なので、1人の時に休んだら
かなりのご迷惑をかけることになります。
やはり施設も看護師の人数で断念しました。
訪問看護
利点
- 残業が少ない
欠点
- 車を使用することが多い
- 夜間の呼び出しがある
訪問看護も給料面では魅力的で残業もないので
良いかな、と思いましたが
私はペーパードライバーなので
自転車でも可能な所となると少し範囲が狭まりました。
あとは夜間の呼び出しです。
回数が少ないとは言え
呼ばれる可能性があるのには悩みました。
特に幼い子どもがいるので
急な呼び出しには対応が難しいのです。
夫は夜勤がある仕事なので私が一人のこともあり
急な呼び出しに対応するのは
現実的ではありませんでした。
透析クリニック
こうしてあらゆる場所を検討して
たどり着いたのが
透析クリニックです!!!
利点
- 残業がほとんどない
- 専門的な知識、技術が得られる
欠点
- 穿刺の技術が必要になる
- 患者様との長い付き合いになる
最初は正直透析クリニックだけは働かない
と思っていました。
そんなに穿刺技術に自信があるわけでもないし
透析患者さまとの付き合いにも不安がありました。
実際に穿刺技術はまだまだだし
患者さまによっては色々言われたりもします。
言われても引きづらない、気にしない姿勢が
必要ですね。
でも育児との両立にはとてもオススメです!
透析の一連の流れさえ覚えてしまえば
あとはほとんどルーティンなので
働きやすいと思います。
もちろん透析中に患者さまが急に体調悪くなって
軽いショック状態になったりもするけれど
段々と対応にも慣れてきます。
ただ、透析時間は決まっているから
病棟勤務と違って2時間も3時間も
残業なんてことはないです。
私の勤務している透析クリニックは
短時間勤務でも正職員として扱ってくれます。
今は短時間でなくても
何とか日勤だけなら通常通りの勤務時間で
働くことができているので
職場にも配慮してもらって
普通に正職員として働かせてもらっています。
この差は大きいですね。
正職員でなければボーナスも出ないから
もっと年収は下がるので
とても嬉しい制度だなと思います。
この制度も決め手となり
看護師としても専門性を磨いた方が
この先たとえ転職したとしても
生きていく力になると思って
透析の世界に飛び込みました。
まだまだできないことも多くて
嫌になることもあるけれど
継続すれば磨かれていくものだと思っています。
事実、少しは穿刺の感覚も
わかるようになりました。
育児との両立に透析クリニックは
オススメです!!!